虫歯は、1.歯、2.細菌、3.食物が4.唾液中にそれぞれある条件で一定時間以上あわさったときにできます。まず 現在の状態を知ってから対策をほどこします。


1. 歯:人によって差はありますが歯はpH5.3〜5.6くらいで溶け出します。
   唾液のpHを測ります。フッ素塗布をして歯質を強化します。


2. 細菌:口の中には約500種の細菌がいます。その中で虫歯の原因になる菌はストレプトコッカス・ミュータンスです。この菌の数は人によって大きく差があります。
    ミュータンス菌の数を測定します。除菌します。



3. 食物:食べ物の中で虫歯と特に関係のあるものは砂糖です。口の中のミュータンス菌は砂糖があると歯の表面にバイオ・フィルムという強固な膜をつくります。この膜は簡単には取り除くことができません。
    機械的にミュータンス菌に感染しているバイオ・フィルムを除去し、ミュータンス菌に感染していない新しいバイオ・フィルムを歯の表面に形成します。

4. 唾液:個人差がありますが普通pHは7.0前後で中性です。飲食をすると一時的にpHの値は下がりますが、しばらくするとまたもとの値にもどります。だらだらと飲食するとpHが長時間、歯を溶かす値以下になります。
   だらだらと食べることをやめます。食後に歯磨きをしたりうがいをしたりキシリトールガムなどを噛んで唾液の性状をできるだけよい状態にします。口の中では歯の脱灰(歯が溶け出すこと)と再石灰化が常に繰り返されていることがわかってきました。




 従来の虫歯予防の方法は、「歯をよく磨こう、砂糖をできるだけ摂取しないように、フッ素塗布をして歯質の強化をはかろう」というだけでした。

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